
人気の在宅ワークの1つとしてWebライター業も注目が集まるようになってきました。
多くの人がWebライター業に参入する一方で、うまくいかずに挫折してしまう方もたくさんいます。
心が折れてしまう原因の1つが、納品後の減らない修正指示。
文章に誤字脱字はないはずなのに、やり直しがなくならない原因は『トンマナ』を守れていないからかもしれません。
えっと…トンマナってなんですか?


トンマナはひと言でいうと、クライアントさん独自のルールのようなものです。
トンマナは難しい技術ではなく、意識すればすぐに効果が出る心構えのようなものです。
これからWebライターを始めようとしている方や、伸び悩んでいる現役ライターにもすぐに役立つスキルなので覚えておきましょう。
トンマナのメリット
・クライアント(仕事の発注者)満足に繋がり継続案件に繋がる
・様々なクライアントの案件に対応できる力が身につく
・テストライティングに合格しやすくなる
専門用語には例文や解説付きで紹介していくので、このまま安心して読み進めてください。

私も最初はトンマナを知らずに執筆していたためとても苦労しました。
トンマナを守れればWebライターとしてレベルアップできるので、身につけておきましょうね✨

トンマナとは?

トンマナは、トーン&マナーの略語で、広告や記事に含まれる文章や色使い、配置やデザインなどに一貫性を持たせるためのルールのことです。
元々デザインや広告で使われるビジネス用語で、今ではWebライター業界でも使われています。

クライアントさんがそれぞれ持っている独自のルールだと思ってOKです✨
Webライターが手がけるインターネット記事にもトンマナは隠れています。
例えば、文章の書き方や装飾の使い方、画像を配置されている場所は、それぞれ異なります。
Webライターに求められるのは「クライアントが運営するサイトのイメージ通りの記事を書くこと」だと覚えておきましょう。
日常生活にトンマナは隠れている
例えば『赤と黄色のイメージのハンバーガーショップといえば?』と質問をすると、多くの方が某大手ハンバーガーチェーンを連想すると思います。
ふと連想してしまう要因は、看板やスマホアプリ、Webサイト、CMなどすべて赤と黄色の配色とロゴマークに一貫性を持たせているためです。
もし慣れ親しんだロゴの形や配色がまったくの別物になったとしたら購買者はどう感じるでしょうか?
お店の味や値段が同じでもデザインが変われば、今まで築いてきたイメージが崩れて客足が遠のき、売上が落ちてしまうかもしれません。
デザイナーはお店の持つイメージを壊さないように、トンマナを守りデザインを手掛けているのです。
日常生活の至るところでトンマナは使われているんですね…。
トンマナを意識して書くことが第一歩になりますね!

トンマナが与える3つの影響

トンマナを守らなくても、上手な文章が書ければいいんじゃないですか?


実は上手な文章が書けるだけでは、Webライターとしてはやっていけない理由があるんです。
まずはトンマナがどんな影響を与えるのか、その重要性を知るところから始めましょう。
トンマナが特に大きく影響するのは、以下の3つの部分です。
トンマナが与える3つの影響
・読者の満足
・SEOの評価
・クライアントの満足
ここからはトンマナが与える3つの影響について詳しく解説していきます。
影響①|読者の満足
Webライターが、求められるのは読者が満足する記事を書くことです。
記事を読んで満足できなければ、途中で読むのをやめてしまうのが、インターネット上の記事の特徴です。
読みやすい記事を書くには、文章を上手に書くだけでは足りません。ルールを守らないと違和感のある記事になってしまいます。
トンマナの重要性の例え話

トンマナの重要性をスーパーの買い物に例えて説明してみますね。
(例)ある日、目当ての商品を見に行ったら(記事を読んだら)
目当ての商品が雑な包装され、ぐちゃぐちゃに陳列されていました。(トンマナを守らない文章が書かれていた)
陳列を見て買う気をなくし商品を買うことなく帰りました。(読者は最後まで読まずに離脱してしまった)
そして今後そのスーパーには行かなくなりました。(二度とサイトにアクセスしなくなった)
Webライターは、ルールに沿って丁寧に書くことがマスト。
気持ちよく読んでもらうために、サイトのイメージを壊さないように書くことを意識しましょう。
影響②|SEOの評価

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、直訳すると『検索エンジンの最適化』という意味です。
現在のインターネット上の記事のほとんどは、このSEOを意識して書かれています。
検索エンジンの最適化?…どういう意味なんですか?


現在のインターネット検索は『良質な記事は多くの読者に読まれやすくなる仕組み』だということです。
実はGoogleやYahoo!といった検索サイトは、ランダムで記事が表示されるわけではありません。
検索したキーワードを入れたときに、独自の法則に沿って順番に記事が表示されるようになっています。

検索画面に表示される記事が上位になればなるほどアクセス数も比例していくため、クライアントは上位になる記事をWebライターに書いてほしいと思っています。
ただし、どうすれば上位になるのかは明言されていないので、上位記事になる方法は誰にも分かりません。
Googleの場合は、読者満足に繋がるクオリティの高い記事は、SEOで評価され上位記事になりやすくなるとされています。
検索の上位になればクライアントの記事をより色々な方に読んでもらえるきっかけになります。
読者満足に繋がるトンマナは、SEOにも影響することを頭に入れておきましょう。

SEOはWebライターとして必須知識です。時間があるときに覚えておきましょう!
影響③|クライアントの満足
クライアントが求めるのは、読者満足とSEO向上を両立できるクオリティの高い記事。
多忙なクライアントは、自分の代わりにイメージ通りの記事を書いてくれるWebライターを探しています。
読者満足とSEO向上を意識した記事を書けるようになることで、クライアントの信頼獲得に繋がります。
クライアントの信頼を得られると?
・継続案件に繋がりやすくなる
・優先的にスカウトの連絡が来る
・文字単価アップの可能性がある
トンマナを守ると読者も満足しSEO向上にも繋がり、結果クライアントにも満足してもらえるようになります。
また、クライアントの指示や要望を理解しているアピールにもなるんです。

クライアントさんにアピールできるチャンスです!労力はかかりますがやってみましょうね。
ここからはトンマナを守ることで実際にどんなことに効果が出るのかを詳しく解説していきます。
トンマナが与える具体的な効果

トンマナを守ると具体的にどんなメリットがあるんですか?


Webライターの基礎作りやレベルアップに繋がりますよ。
ここまで読んでいて「トンマナは本当に効果あるの?」「具体的にどこが良くなるの?」と思う方に向けて、トンマナを守る具体的なメリットを解説します。
トンマナを守るようになると得られる効果は主に3つ。
トンマナの具体的な3つの効果
・自然にクライアントの要望に近づけられる
・サイトの見え方が変わる
・リライト(修正)の手間を減らせる
具体的な効果を順番に解説していきます。
効果①|自然にクライアントの要望に近づけられる
Webライターはクライアントの理想のイメージから逸れないように記事を書くのが仕事です。
トンマナを意識することで、自然とクライアントの要望に沿った記事を書けるようになります。
イメージに近づけるようになれば、自然とやり直しは減っていくので、負担が減ったりクライアントの評価に繋がっていきます。

やり直しが減れば、Webライターとしての自信にもなります✨
効果②|サイトの見え方が変わる
トンマナを意識することで、サイトから得られる情報が格段に増えます。
何となく眺めていて見逃していた情報が、ピントを合わせることで気づけるようになります。
サイトから得られる情報の例
◆文章の表現のクセ (文末・漢字の使い方)
◆画像の貼り付ける位置のクセ
◆使用している画像ジャンルのクセ (イラストのみ・海外モデルのみ)
◆文章の装飾の配色や枠線の装飾のクセ
本サイトであれば紫をベースに記事を作成しています。
そのため装飾は紫やピンクの2色のみにこだわって構成しています。これもトンマナですね!

トンマナに気づくためには受注した記事を書く前に、クライアントのサイトの記事を2~3記事は読んでおくことをおすすめします。
全体をなんとなく見るよりも、ポイントをしぼって探すように読むのがコツです。
記事を読んでもなかなかトンマナに気付けない場合は、以下の方法を試してみましょう。
トンマナに気づく方法
・漢字とひらがなの使い分けに注目する
・装飾部分(枠線や箇条書きや下線部分)のみしぼって注目する
・語尾にだけ注目する
意識してトンマナを守れるようになると、どのようなテイストの記事にも合わせて執筆できるようになります。

トンマナを意識すれば競合サイトのリサーチをするときにも、得られる情報が自然と増えますよ。
効果③|リライト(修正)の手間を減らせる
インターネット記事は紙媒体の記事と異なり、常に内容を更新できることが強みです。
クライアントは記事のクオリティを保つため、定期的にリライト(既存記事の修正作業)を行っています。
Webライターがトンマナを守り執筆をすることで、クライアントのリライトの手間を2度も減らせるメリットがあります。
リライトの手間を2度減らすとは?
・1度目…"提出直後"の記事内容のチェックを円滑に進めることができる
・2度目…"納品を完了した数か月後"のリライトの手間を軽減できる

リライトは大変な作業なので、手間を減らせるとクライアントさんに喜ばれますよ!
リライトは、記事のクオリティを高めるために必ず行っています。
しかし、なかには本来は必要のない"プラスにならないリライト"をしているクライアントもいます。
プラスにならないリライトとは?
・Webライターの誤字脱字によるリライト
・Webライターの文法の間違いによるリライト
・Webライターがトンマナを守らないことによるリライト
誤字脱字や文法の間違いであれば、見つけ次第すぐに修正できるので、時間はほとんどかかりません。
しかしトンマナを守らずに納品した場合、再度トンマナに合わせて文章や装飾を手直しするため、大変手間がかかります。

トンマナを守ることは、クライアントさんの手間を減らすことになるので、評価や信頼に繋がりやすいんですよ✨
Webライターが覚えておくべき6つのトンマナ
どんなことを意識したらいいのかもっと具体的に教えてください!


わかりました!ここからはWebライターのトンマナについて解説していきますね!
Webライターが覚えておくと良いトンマナの例は以下の通りです。
主なトンマナの例
・記号の有無
・半角or全角の使い分け
・装飾と配色
・文章表現(文章の硬さ)
・文末表現
・表記ルール
トンマナの例①|記号の有無
文章は記号の有無で印象が大きく変わるのが特徴です。
ライティングで主に使う記号は、句読点以外の文字を指します。
記号の例
! ? ◆ ✨ ♡ ★ ✖ 〇 ・ / | * 『』 ⇒ ↑
例えば『!』『?』のような感嘆符や疑問符を使うことでメリハリをつける文章になります。
また『♡』『★』『✨』のような記号や絵文字を含めると、よりくだけた表現の文章になりやすいです。

記号を使うのを嫌がるクライアントさんもいるので、使う前に確認しておきましょうね!
記号は便利ですが、使いどころ間違えると事の内容に大きく影響を与えてしまいす。
『手掛ける記事に記号は必要か?』『クライアントの使っている記号は何か?』を意識し、トンマナを守り記事のクオリティを上げましょう。
トンマナの例②|半角or全角の使い分け
文字の表記は『半角』か『全角』どちらなのか、記事全体で統一するようにしましょう。
半角・全角使い分けの例
・3,000円 or 3,000円
・ABC or ABC
・&! or &!
ローマ字や数字、記号は特に半角か全角のどちらを使うべきかは、クライアントによって異なるので必ず確認しましょう。
トンマナの例③|装飾と配色
Webライティングにおける装飾・配色にもトンマナがあり、統一することで記事の見栄えがより良くなります。
装飾・配色のトンマナの例
◆文字の装飾
・強調するときの文字の色は何色か
・下線部の配色は何色使うのか
・強調するときに大きさを変化させるのか
・イタリック体(手書き風斜めの書体)を使うか
◆囲み線、枠線
・線は何色で、何種類使っているか
・線の太さは
・使う頻度はどれくらいか
◆画像の貼り付け
・画像の大きさは
・画像の配置は(左寄せ・中央・右寄せ)
・画像を張り付ける頻度は(各見出しに1回、各小見出しに1回)
◆リンクの貼り付け
・リンクはブログカード(画像付きリンク)かテキストリンク(文章のみのリンク)なのか
・リンクの位置は記事のどこに貼り付けるのか
・リンクの文字の色は変更するのか(初期設定は青)
装飾と配色の好みもクライアントによってまったく異なるので、執筆前にクライアントのサイトの記事を必ず確認しておきましょう。
例えば本サイトは、紫系の色がベースになっています。
枠線も紫色、下線もピンクにすることで統一感を出すように意識しています✨

トンマナの例④|文章表現(文章の硬さ)
文章は、同じ意味でも書き方を変えるだけでも、がらりと印象が変わります。
サイトのイメージに沿って、表現も合わせるのもトンマナの1つです。

"文章の硬さ"とも表現されます。この機会に覚えておきましょうね。
文章表現の例
①アンケートを行った
②聞き取り調査を実施した
①と②はどちらも同じ意味ですが、書き方が変わるだけで印象が変わるのがポイントです。
まず①の場合は、カタカナが含まれることでライトで柔らかい表現に。幅広い層をターゲットにした記事に向いています。
一方で②の場合は、よりかしこまった書き方になるので、①に比べて”硬い”文章になります。
説得力が必要になるビジネス系の記事に向いてそうですね!


文章表現のトンマナを守れるようになると、あらゆるジャンルの記事でも苦手意識を減らせますよ✨
トンマナの例⑤|文末表現
文末表現にもトンマナがあり、大きく分けて『です・ます調』の敬体と『だ・である調』の常体の2種類に分かれます。
文末表現
・〇〇です。〇〇します。⇒ 敬体
・〇〇だ。〇〇である。⇒ 常体
『です・ます調』はブログやWeb記事で使われ、親しみやすく語りかけるような柔らかい文章になりやすいです。
一方で『だ・である調』は新聞や論文、テストの問題文などで使われる表現です。
意見を主張したいときや説得力を与えたいときに効果的。ただし、冷たい印象や硬い文章に見えるので、使い方には注意が必要です。
クライアントさんが敬体と常体どちらなのか、必ずチェックしましょうね!

その他に文末表現の1つとして、名詞や代名詞で文末を終える『体言止め』を使用することがあります。
体言止めの例
ライターは執筆する仕事です ⇒ 執筆するのはライターの仕事
体言止めは文章のリズムを良くし、印象付ける効果があります。
『です・ます調』の敬体も『だ・である調』の常体のどちらにも使うことができる表現なので、必ず覚えておきましょう。
トンマナの例⑥|表記ルール
トンマナには意識しないと見落としがちな"表記ルール"というものがあります。
表記ルールの例
・漢字(分かる⇒わかる/全て⇒すべて)
・アルファベット(PC⇒パソコン/Web⇒ウェブ)
・時間 (PM9時⇒21時/8時半⇒8時30分)
・年号 (2023年⇒令和5年)
表記ルールに明確な答えはなく、クライアントの好みやこだわりで書き方が変わります。
クライアントが異なる記事を並行して執筆していると、表記ルールが混ざってしまうこともあるので、かけ持ちをしているライターは要注意です。

クライアントさんの表記ルールは『クライアントさんの既存の記事を読んで参考にする』と良いですよ♪
Webライティングにおけるトンマナの注意点

ここからはWebライターとして執筆してきた経験をもとに、トンマナの注意点を詳しく紹介していきます。
実践で気を付けるべきトンマナのポイントは以下の4つ。
トンマナの注意点まとめ
・表記揺れをなくす
・文章を統一する
・装飾を統一する
・禁止ワードやNGワードを使わない

どれも重要なものばかりです。ここでしっかり押さえておきましょう!
注意点①|表記揺れをなくす
表記揺れとは『同じ意味の単語なのに、異なる書き方が混ざってしまっている状態』のこと。

イメージしづらいかもしれないので、例をもとに解説しますね。
表記揺れの例
私はWebライター歴2年です。
わたしのウェブライティングの得意ジャンルはコスメです。
コスメに関連するSNSを毎日3回はチェックしています。
一見すると何も問題ない気がしますね…

あなたは、上の例を読んだときに文章の違和感にいくつ気づいたでしょうか?
実は文章の中に隠れていた表記揺れは5つ。
表記揺れしていた部分
・『私』と『わたし』の漢字とひらがなの表記が混在している
・『Web』と『ウェブ』の英語とカタカナの表記が混在している
・『コスメ』と『コスメ』が半角全角の表記が混在している
・『2』と『3』のように数字の半角全角が混在している
・『Web』と『SNS』のアルファベットの半角全角が混在している
意識して見るとたくさんありますね……

どんなに素晴らしい文章が書けたとしても、読者に気持ちよく読んでもらえなければ本末転倒。
表記揺れは、サイトのブランドイメージを下げたり、クライアントに丁寧な仕事ができない印象を与えることもあります。
大雑把でいい加減なイメージ与え、仕事の面ではマイナスにしかならないので注意しましょう。
表記揺れをなくすコツは、一度書いた文章を読み返すクセをつけることです。
特に確認するところ
・カタカナ
・英単語
・数字
・漢字でもひらがなでも表記できる言葉

納期に余裕があれば1日空けて文章を読むと、より客観的に見れるので表記揺れに気づきやすくなりますよ。
注意点②|文章を統一する
読者とクライアント両方に満足してもらう記事には、全体の文章に統一感があります。
どうやって文章に統一感を出せばいいんでしょうか?

統一感を出す方法はさまざまです。そのなかでも代表的な例を紹介します。
例
◆改行のタイミングを合わせる
・1行ごとに改行を統一する
・2行ごとに改行を統一する
・一定の文字数を超えたら統一する
◆記号を合わせる
・『!』『?』の記号を使うor使わない
・絵文字は使うor使わない
◆文末を合わせる
・『です・ます調』の敬体なのか『だ・である調』の常体なのか
・敬体と常体が混ざっていないか

改行の仕方を合わせるだけでも統一感が出ますよ。小さなことも意識して書いてみましょう!
注意点③|装飾を統一する
Webライティングに欠かせないのが文章の装飾です。
文字の装飾や下線、囲み線で目立たせることで、読者の目を引く効果が期待できます。
ただし使い方次第で逆効果になることも。
よろしくない装飾の例
・目立たせようとしすぎて、ほぼ装飾だらけになっている
・装飾の囲み線の配色が多すぎる

とりあえず目立つように、派手になるように装飾するのはNGです!
一定のまとまりがなければ、装飾が気になって文章に集中できなくなります。
読者が離脱する原因になるので、意識して装飾するようにしましょう。
装飾で意識するポイント
・文字の装飾
(配色、大きさ、下線の色の種類の統一)
・囲み線、枠線の使い方
(配色、太さ、使う色の種類の統一)
・吹き出し
(使用頻度、吹き出しのキャラクターイメージの把握)

装飾は派手さよりも、統一感です!
1つ1つに意図を持って執筆できるように心がけましょう。
注意点④|禁止ワードやNGワードを使わない
Webライティングには、文章に組み込んではいけない禁止ワードやクライアントが避けているNGワードがあります。
禁止ワード・NGワードを使った記事を書くと、法に触れて処罰されたり、法には触れなくとも訴訟問題に発展してしまうことも。
クライアント側にも多大な迷惑がかかってしまうため特に注意しましょう。
ここでは、禁止ワード・NGワードの代表例を紹介します。
禁止ワード・NGワード例
◆法律に触れてしまう表現(薬機法)
・飲むだけで〇〇kgやせる
・肌荒れが治る
・シミ・シワがなくなる
◆誤認させてしまう表現
・公式サイトではないのに公式サイトと思わせる表現
・料金を誤認させる表現(割引していないのに『今だけ〇〇円』と記載)
◆根拠のない最上級の表現
・日本初、世界初
・売上No1、一番売れている
・どこよりも安い、最安
◆差別的な表現
・個人名、企業名を出し陥れるような表現
・差別用語をいれる
・誹謗中傷
◆競合他社の実名を出す
・他社製品・サービスとの実名での比較
・他社のネガティブな情報を公開する
特に初心者ライターは薬機法に触れる表現やエビデンス(証拠)のない最上級表現のような禁止ワード・NGワードに気づかないことがあります。
表現に迷った場合はまず調べたり、クライアントに確認するようにしましょう。

例えば、化粧品を紹介する記事の場合は、薬機法に注意しながら執筆する必要があります。
ネット上にNGワードや言い換えについての記載があるので、参考にしてみるとよいでしょう!
テストライティングもトンマナを意識する
トンマナは案件獲得のための、テストライティング(筆記試験)にも大きく関係しています。
テストライティングでは、トンマナを意識した文章を書けるかもチェックされているんです。
Webライターに求められるのは、文才や独創性よりも『求める答えにどれだけ近づけられるか』ということを覚えておきましょう。

テストライティングもトンマナを守って臨みましょう。
なかなかテストを突破できない人はトンマナを守れていない可能性があります!
しかし、テストライティングでは限られた情報の中でトンマナを見つけなくてはなりません。
テストライティングで有効活用できる隠れたトンマナを見つけるヒントをご紹介します。
トンマナを見つけるヒント
・配布されたマニュアルのなか
・クライアントからの指示
・既存記事のなか
テストライティングからトンマナを意識して執筆しているライターは少なく、トンマナを守ることで差をつけるチャンスになります。

ヒントを可能な限り読み取り、クライアントの期待を超える記事を納品しましょう!
ヒント①|配布されたマニュアルのなかに隠れている
テストライティングには、『マニュアルあり』と『マニュアルなし』の2パターンに分かれます。
マニュアルありの案件では、Webライターが添付されたマニュアルを読みトンマナを意識して執筆できるのかをクライアントはチェックしています。
「指示通りに執筆してくれるのか」をクライアントは見ているため、独自のアレンジはおすすめしません。
必ずマニュアルの内容に沿って執筆するようにしましょう。

Webライターはクライアントの代わりに記事を書くということを忘れないようにしましょう!
ヒント②|クライアントの指示のなかに隠れている
マニュアルのないテストライティングでは、クライアントの指示のなかからトンマナを見つけなくてはなりません。
テストライティングの募集要項に、指示が記載されていることもあるので、事前にしっかり読んでおきましょう。
テストライティングの指示の一例
・Googleドキュメントで納品をお願いします
・文字数は3,000~5,000文字以内
・リサーチ力とリテラシーテストも兼ねているため質問に対する回答はできません。
テストライティングでなかなか合格できない方は「Googleドキュメントで納品せずWordで納品してしまった」という初歩的なミスをしていることがあるので注意が必要です。
その他にもテストライティング中にも、追加で指示が送られてくることもあるので、指示があれば柔軟に指示に従うようにしましょう。

テストライティングではただ文章が上手ければ合格できるわけではありません。
Webライターとしての理解力、対応力が求められます!
ヒント③|マニュアルや指示がなければ既存記事のマネをする
ときには、マニュアルなしのテストライティングや明確な指示がないテストライティングもあります。
自分ですべて考えなくてはいけない場合は、クライアントの運営しているサイトもしくは掲載されている既存記事が答えになります。
一切情報をない状態で執筆するよりも、確実にクライアントの求めるトンマナに寄せることができます。

手間はかかりますが既存記事を読みトンマナを知ることが、合格の近道になります!
まとめ
今回はwebライティングの必須知識であるトンマナについて解説しました。
トンマナとは、トーン&マナーの略語で、広告や記事に含まれる文章や色使い、配置やデザインなどに一貫性を持たせるためのルールのことです。
トンマナが与える3つの影響
・読者の満足
・SEOの評価
・クライアントの満足
トンマナの具体的な3つの効果
・自然にクライアントの要望に近づけられる
・サイトの見え方が変わる
・リライト(修正)の手間を減らせる
トンマナの注意点まとめ
・表記揺れをなくす
・文章を統一する
・装飾を統一する
・禁止ワードやNGワードを使わない
ぜひ毎月5万円以上を稼ぐために活用してくださいね!一緒に頑張りましょう✨
